大阪へ移住するまでは、東京でサラリーマンをしながら足つぼ師として活動していました。当時、関西ではメディカル視点の足つぼ院が存在しません。だからこそ技術を関西で広める使命で、東京から大阪に引っ越し。新大阪でサロンとスクールを開業しました。

私の生徒さんは家事と両立したい主婦の方が大半。その他、サロンのお客さんから生徒になったケースや、経営者様、整体師等の治療家が新たな技術を習得する目的での訪れることもあります。みなさん立場は様々ですが、単なる“足もみ”とは一線を画した「身も心も本当に癒す技術」に魅力を感じたというきっかけで訪れる方が多いです。

開業当初のサロンがお客様で溢れ予約が取れなくなったのをきっかけに、サロンの形を変えながら足つぼと共に成長してき増田。そんな私自身、実は足部反射療法に救われた一人。「足を触ること」に出会っていなければ、今の私はありません。そう断言できます。

私は以前、東京でサラリーマンをしていました。その頃、転職したことをきっかけに私の人生は急降下していきました。大学生の頃から夢だった映画の字幕翻訳者という職を数年かけて手にした時です。残念ながら運悪く、転職先がブラック企業だったのです。

社内イジメ・低待遇など、耐えに耐える生活を強いられ気付いた時には精神的にまいり、病院一歩手前のボロボロ状態…。身体が思うように動かず、会社の自席から立てなくなった自分に愕然としたのを覚えています（まさか鬱・・・？）。その時は毎日が辛く、一日一日を乗り越えるのに必死でした。

なんとかこの現状を打破できる方法はないか？明るい未来を模索したところ、足部反射療法にたどり着きました。その当時は全く足つぼについて無知。“TVでよく見る罰ゲーム”というマイナスイメージしかありませんでした。

ですが、なんとなく参加してみた体験会で足つぼの恩師と出会い、その技術に重く沈んでいた心がスッと楽になったのです！足つぼの「人を元気にする可能性」に触れた瞬間でした。「足部反射療法を身につければ、今の辛い現状を打破できるかもしれない」と、即日弟子入りを希望。足つぼ師としての道を歩むきっかけとなりました。

「人を笑顔にすることができ、元気になっていく。患者さんから“ありがとう”と言ってもらえて、さらにお金まで頂ける。こんないい仕事は他にはない。」

そう師匠に言われ、当時私が従事していた1日中パソコンに向き合う仕事と照らし合わせ、とても魅力的に感じたものでした。

恩師との出会いをきっかけに私の人生は一変。気づけば「足つぼ」を通してたくさんの方とのご縁を頂き、スクールはどんどん大きくなっていきました。

足つぼをきっかけに出会った方たちに「もっと実りのある技術と知識を提供したい。」私は台湾式足つぼと誠実に向き合うため、台湾を放浪することを決めました。

私の手技の起源は、足つぼの父である呉若石神父。台湾へ赴くたびに、現地に散らばるお弟子さん方から「反射療法の技術」「理論」「若石神父のお気持ち」などをお聞きしています。日本では知り得ないリアルな技術や情報を目の当たりにし、日本で伝えていかなければと感じました。

そして今回、第一弾として長年実現したかった施術師自身を大切にする「ベッドで行う足部反射療法」を遂に開催することに至りました。

かねてより、私にはこのような要望が来ていました。「ベッドのメニューと一緒にできるフット手技を教えてほしい」「手を痛めて続けられるか不安だ」中には未経験者が「SNSでインフルエンサーをマネして指を痛めた」と相談を受けたこともあります。膝の上に相手の足を乗せるオールドスタイルからベッドでの瀬術まで、皆さんからいただいた要望を解決するためより良い講座構築のために「フットセラピスト協会」を発足しました。

当協会では、ご家族やお客様を大切に思うのと同じくらい、施術側自身も自分を大切にしてほしいという気持ちを込めて立ち上げました。未経験者から経験者まで、大切な人へすぐに実践できるよう施術内容をパッケージにしています。そして、私の施術経験や台湾経験も交えてお伝えできればと思っています。ぜひたくさんの方に施術して健康のサポートをしてあげてください。

それでは、講座でお会いしましょう！